セレクタ
別名: Selector, CSSセレクタ, CSS Selector
セレクタとは、CSSでどの要素にスタイルを適用するかを指定する部分です。
p {
color: red;
}この p の部分がセレクタです。「すべての <p> 要素を赤色にする」という意味になります。
基本のセレクタ
よく使うセレクタを3つ紹介します。
要素セレクタ
HTMLのタグ名をそのまま書くセレクタです。該当するタグすべてにスタイルが適用されます。
h1 {
font-size: 24px;
}ページ内のすべての <h1> に適用されます。
クラスセレクタ
ドット(.)のあとにクラス名を書きます。最もよく使うセレクタです。
<p class="highlight">重要なテキスト</p>.highlight {
background-color: yellow;
}class="highlight" を持つ要素だけにスタイルが適用されます。
IDセレクタ
シャープ(#)のあとにID名を書きます。
<div id="header">ヘッダー</div>#header {
background-color: navy;
}IDはページ内で1つの要素にしか使えないため、特定の1つの要素だけにスタイルを当てたいときに使います。
セレクタの組み合わせ
セレクタは組み合わせることで、より細かく対象を絞れます。
| 書き方 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| A B | Aの中にあるB | ul li → <ul>内の<li>すべて |
| A > B | Aの直下のBだけ | ul > li → <ul>直下の<li>のみ |
| A, B | AとBの両方 | h1, h2 → <h1>と<h2>の両方 |
| A.class | Aかつそのクラス | p.note → class='note'の<p>だけ |
/* <nav>の中にある<a>だけに適用 */
nav a {
text-decoration: none;
}
/* <ul>の直下の<li>だけに適用(孫要素は対象外) */
ul > li {
list-style: disc;
}クラスセレクタを使おう
実際の開発ではクラスセレクタが最もよく使われます。
要素セレクタ(p や div)だけだと、ページ内のすべての該当要素に影響してしまいます。
クラスセレクタなら、スタイルを当てたい要素だけにクラスを付ければいいので、意図しないスタイルの衝突を防げます。
/* △ すべての<p>に適用されてしまう */
p {
color: red;
}
/* ○ 特定の<p>だけに適用できる */
.error-message {
color: red;
}IDセレクタ(#)は「詳細度」というCSSの優先順位の仕組みで強くなりすぎるため、スタイル目的ではクラスセレクタを使うのが一般的です。
まとめ
- ✓セレクタはCSSでスタイルを適用する対象を指定する部分
- ✓要素セレクタ、クラスセレクタ(.)、IDセレクタ(#)が基本
- ✓実際の開発ではクラスセレクタが最もよく使われる